ワコール「スポーツブラに関する実態アンケート調査」結果発表

スポーツブラの常時着用率は女性ランナーのわずか33%にとどまる
株式会社ワコールは16日、スポーツブラの所有率や着用実態などについて調べた「スポーツブラに関する実態アンケート調査」の結果を発表した。
調査は2009年10月~12月の期間で10 代から60 代の女性ランナー1,003人を対象に、フィットネスクラブやランニングステーションでのアンケートおよびインターネット調査でおこなわれた。
結果によると、「スポーツブラ」の所有率は全体で53%と半数以上の女性ランナーが所有しているものの、実際の着用率はわずか33%にとどまり「常時着用率の低さ」が目立った。
また、スポーツブラを持っていない人の77%が普段着用しているブラジャーで走っている一方で、ランニングを始めて半年経つと所有率が64%まで上昇。ランニング歴が長いほどスポーツブラの重要性を認識していることがわかる。
必要性は認識しているが着用の面倒くささや値段により躊躇
スポーツブラを所有していない理由は「必要と思うが着替えるのが面倒」という人が23%でトップ、次いで「値段が高い」12%という結果。「必要と思わない」がわずか9%をであることを考えると、ほとんどの女性ランナーは必要性を認識していながらも、面倒くささや値段により着用や購入を躊躇しているといえる。
同社では、ランニングのような運動の継続は乳房にダメージを与え、年月を経て形の崩れなどとなって現れてくる可能性があるため、今後もスポーツブラの重要性を訴えていくほか、展開するコンディ ショニングウェアブランド「CW-X」のスポーツブラ製品の開発を続けていく方針だ。