肥満の基礎知識

肥満の原因と予防策・対策を知り適切なダイエットを

肥満は体脂肪過多の状態で生活習慣病などの原因となる

肥満について解説。肥満は生活習慣病などの原因となります。予防・対策にはバランスのとれた食事と適度な運動が効果的です。

肥満は体脂肪過多の状態で体にさまざまな悪影響を及ぼします

肥満とは必要以上に体脂肪が蓄積した状態で、生活習慣病をはじめさまざまな病気の原因となります。

肥満の判定は体脂肪率を計測する方法が最も正確で、体脂肪率は男性で15~20%、女性では20~25%が標準とされ、男性では25%、女性では30%を超えると肥満とされています。

また、身長と体重をもとに算出するBMIとよばれる肥満判定指数により、簡易的に判定することもできます。BMI指数の数値により低体重や過体重、肥満などに分類されます。

肥満の主な原因と予防策

単純性肥満

食習慣や運動不足などにより内臓脂肪が過剰に蓄積された状態で、肥満の多くは単純性肥満といわれています。

ファストフードなどの高カロリー食品や、動物性の脂肪分に多く含まれる飽和脂肪酸、ケーキやジュースなどの砂糖を多く含む食品の過剰摂は肥満を大きく加速させる原因となります。

脂肪の蓄積を防ぐために野菜や果物などの食物繊維、魚類や大豆に含まれる不飽和脂肪酸を積極的に摂ることを心がけましょう。

また、適切な脂肪摂取を心がけていても、消費量が少なければ脂肪は次第に蓄積されていきます。

ジョギングなどの有酸素運動により体脂肪を燃焼させるとともに、筋力トレーニングなどの無酸素運動で基礎代謝を向上させ、脂肪を蓄積させにくい体をつくることが大切です。

皮下脂肪型肥満

女性に多くみられる肥満で、臀部や腰周辺に皮下脂肪が蓄積された状態。

単純性肥満と比べて、生活習慣病の原因にはなりにくいとされていますが、乳癌や子宮癌などの女性特有の病気を引き起こす原因となります。

単純性肥満と同様に食事改善や適度な運動を心がけ、必要以上に脂肪を貯めないように心がけましょう。

ただし、女性は妊娠、出産、授乳などのエネルギーとして、男性に比べて皮下脂肪を蓄積されやすく、燃焼しにくいといわれています。

適度な皮下脂肪は女性にとって必要なものですので、特に出産前後のダイエットには注意が必要です。

症候性肥満

先天的な代謝異常や、ホルモンバランスの崩れなどの内分泌疾患により脂肪の燃焼や蓄積が正常におこなわれないケースで、自分の意志でコントロールできないことが多いので、医師の診断を受けて適切な処置を施してください。

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