「歩行者優先」などマナー策定でトラブル解消目指す
皇居ランナーや自転車と歩行者などによるトラブルの解消を目指す
東京都千代田区は6日、皇居ランナーや自転車と歩行者などにより相次ぐトラブルの解消を目指し、皇居周辺の歩道利用におけるマナーの策定をはじめとした施策を「基本方針」としてまとめた。
同区ではランナーなどのマナー向上や環境整備を目指し、2011年12月にランナーや道路管理者、警察、地域団体などによる「皇居周辺地域委員会」を設置し、マナー向上のための調査や協議を重ねてきた。
今回の「基本方針」にはランナーや自転車利用者に向けたマナーを定めた「歩道利用者のマナーの策定」や、「競技会・ランニングイベントの地域ルールの策定」をはじめとした施策が盛り込まれ、皇居周辺利用者の公共意識を促し、マナー向上を図ることで歩道通行の妨げになるような行為がなくなるよう誘導を図る
としている。
「皇居周辺歩道利用マナー」
- 歩道は歩行者優先
- 歩道をふさがない
- 狭いところは一列に
- 周回は反時計回り
- タイムよりゆとり
- ながら通行は控える
- 自転車はすぐに止まれるスピードで
- ゴミは必ず持ち帰る
- 思いやりの心で
今後は、「基本方針」の具体的な取組みに基づき、7月にボランティア活動、9月にマナー周知キャンペーンなどを展開していくとのこと。