ランニングシューズの湿気とにおいに関する実態調査結果が発表
約90%のランナーが連続して同じシューズをはいているという実態が明らかに
エステー株式会社は9日、ランニングシューズの「湿気」と「におい」に着目した実態調査の結果を発表した。調査は、週1回以上ランニングを行っている20代以上の男女200人を対象に、2015年10月の期間でインターネット調査でおこなわれた。
結果によると、50%以上のランナーがランニングシューズの湿気やにおいを「気になっている」と回答。気になるタイミングは「走り終わってシューズを脱ぐとき」(湿気、においともに67.5%)が最多。続いて「走り終わってシューズを脱ぐとき」(湿気50.4%、におい58.8%)となり、気になると回答したランナーの半数が走る前から湿気とにおいを気にしていることがわかった。
また、「ランニングシューズの使用実態」では、40%のランナーが1足のシューズを連続ではき続けると回答。2足以上持っているランナーも「毎回同じシューズをはいている」(25%)が最多となり、「2足以上あるが同じシューズを連続ではくことがある」(22%)を合わせると実に87%のランナーが連続して同じシューズをはいているという実態が明らかとなった。
蒸れやすいランニングシューズの湿気とにおいの原因とは
「シューズの保管場所」については最多の「玄関」(63%)に次いで「下駄箱」(33%)という結果となり、汗のしみこんだシューズをそのまま収納しているためにシューズに湿気が残っている可能性があるという。
同社によると、足の裏は汗腺が密集しているうえにランニング時の汗に摩擦熱も加わるため、シューズ内は蒸れやすいと指摘。加えて、ランニングシューズは毎日洗うものではないだけでなく、1週間に何度もはくことがあるために、ランニング後はできるだけ風通しのよい場所でシューズを乾燥させることをすすめている。