手軽なジョギングは「不景気」に強い産業?
レジャー白書2009から読み取るジョギング人気
不景気を反映してか、ゲームや旅行、飲食などの所謂「余暇市場」(レジャー産業市場)の規模に変動が起きている。
全体の市場は前年比2.4%減少して72兆8760億円となっており、6年連続の市場規模の減少だが、一方で昨年来からの不景気の影響はお金のかからない「日常形レジャー」の好調を招いている。
レジャー白書2009によると娯楽部門、観光・行楽部門が落ち込んでいる反面、ランニング用品や携帯ゲームなどは堅調に推移しているとのこと。
スポーツ部門はフィットネスクラブ市場の19年から2年連続の減少などにより前年比-1.9%となっているが、近年のランニングブームの高まりを受け、ファッション性の高いランニング用品が好調であるとしている、
ジョギングは自分の生活スタイルに合わせて気軽にできることが、好調の要因かもしれない。
- レジャー白書
- 財団法人社会経済生産性本部の余暇創研が昭和52年から発行している国民の余暇活動と余暇関連産業・市場動向等に関するレポート。
- 全国15歳以上3,000人対象の余暇活動実態調査結果等をもとに、余暇の実態を需給双方の視点から総合的・時系列的にとりまとめている。
- 最新の「レジャー白書2009」は2009年7月30日に公開。